このプロジェクトは開発中であり、ユーザーに提供されていません。
ところで、「INIAD」は弊学部、東洋大学情報連携学部の略称です。
背景
しばしば、INIADでは「縦の繋がりが弱い」といった話を耳にします。この話の真偽はさておき、サークル活動が活発でないということは私も実感するところです。
私は学年や専攻を超えた交流の場があることは、学生にとって有益であると考えています。そこで、交流を促進するための手段として、Discordサーバーを活用することを考えました。幸いにも、特定のゲームなどの趣味を通じた交流を目的としたINIAD生のDiscordサーバーがいくつか存在することは確認できています。
しかしながら、ここにもまだ課題があります。これらのサーバーはX(旧Twitter)を用いて告知されていることが多く、参加のきっかけ自体が見つけにくいのが現状です。
また、ユーザー認証の問題もあります。招待リンクを公開の場所に貼る場合、リンクが第三者に知られるリスクがあります。逆に、リンクを非公開にすると、運営者に連絡を取る必要があり、運営者、参加者の双方にとって手間がかかります。
目的
このプロジェクトの目的は、学内の学生が利用できるDiscordサーバーを横断的に共有・発見できるプラットフォームを提供することです。授業や研究、サークルにとどまらず、ゲームや創作、趣味領域まで多様なコミュニティを可視化し、興味に合ったサーバーへスムーズに参加できる導線を整えます。
また、INIAD生であることの確認はシステム側が担うことで、より厳格なユーザー認証と招待依頼や承認待ちにかかる手間と時間を削減を両立します。
2026年度の新入生が入学するまでに、ある程度のサーバーが登録され、学生が利用できる状態にすることを目標としています。(その頃には卒業している予定ですが…)
機能
現在、以下の機能を実装しています。
ユーザー認証
Google Workspaceのアカウントを用いたOIDC認証を実装します。これにより、INIAD生であることを確認します。
メールアドレスから学籍番号が特定できるため、そこから入学年度や学部生・大学院生の区別を取得します。
サーバー登録
INIAD生であれば、誰でもDiscordサーバーを登録できます。サーバー管理より登録に進みます。

サーバーを登録するためには、登録したいサーバーのオーナーのDiscordアカウントをリンクする必要があります。これにより、サーバーの管理権限を持つユーザーのみが登録できるようにします。

リンクしたアカウントが選択肢に表示されるので、登録したいサーバーのオーナーアカウントを選択します。

選択されたアカウントがオーナーであるサーバーの一覧が表示されるので、登録したいサーバーを選択します。

選択すると、そのサーバーを対象としたBot招待のOAuth2に遷移するので、必要な権限を付与して招待します。
サーバー管理
登録したサーバーは、サーバー管理より確認・編集できます。

登録したサーバーの情報を確認・編集できます。サーバー名/アイコンは登録時のDiscordの情報から自動で取得され、固定されます。変更する場合は、Discord上で変更した後に、登録し直す必要があります。
説明も自動で取得されますが、こちらは編集可能です。サーバーの説明やルール、参加にあたっての注意事項などを記載できます。
その他に、検索用のタグと公開設定を設定できます。
タグは複数設定でき、サーバーの特徴や目的を表すキーワードを設定します。タグを未設定の状態では、公開に設定することができません。
公開設定は、サーバーの表示範囲を制御します。全員に公開するか、特定の入学年度や学部生・大学院生に限定するかを選択できます。

サーバー一覧
登録されたサーバーは、発見より確認できます。公開設定に応じて、表示されるサーバーが制御されます。
検索はタグでのみ可能です。

連携ロール
INIAD Socialは登録されたサーバーに対して、連携ロールを提供します。
これにより、INIAD Socialで認証されたユーザーに対して、自動的にロールを付与できます。例えば、2024年度入学の学部生には「2022年度入学・学部生」というロールを付与することができます。

Discordより所定の手順を踏むことで、連携ロールを設定できます。設定後、INIAD Socialで認証されたユーザーに対して、自動的にロールが付与されます。

